三大合併症

糖尿病神経障害

糖尿病神経障害は、高血糖のために末梢神経が侵されることで起こる合併症です。末梢神経には運動系神経、感覚神経系、自律神経系の3種類の神経があるため以下のような様々な症状が現れます。手や足のしびれ、異常に汗をかく、または汗が出ない、冷え、ほてり、立ちくらみ、便通異常(便秘、下痢)皮膚の潰瘍、壊死。進行すると治療が難しいため症状に気づいたらすぐに医師に相談することが大切です。


神経障害があるときの注意点について説明します。第1は怪我や感染に気づきにくいので、毎日目で見て確認します。傷が悪化して壊死を起こすと下肢切断という重大な事態になることがあります。


第2は起床直後や入浴時に立ちくらみによって転倒する危険があるため、立ち上がりの動作を急激に行わないようにします。第3は手足の末梢の痛みをはじめ、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞の発作に気づかないことがあるため、注意が必要です。痛みを感じにくいことを自覚し、軽い痛みを軽視しないように注意します。


第4は味覚が鈍って、味付けがわからなくなることがあります。調味料の使い過ぎで高血糖を招くことがありますので誰かに味見してもらうといいでしょう。以上が注意点ですが血糖を通常値に維持することができれば、糖尿病神経障害の進行を止めることができます。


神経障害が軽い段階で改善して症状が消失することもあります。逆に高血糖が長期に渡って持続し神経が破壊された状態では血糖値を通常の値に戻しても神経障害は改善されません。どんな病気でもそうですが特に糖尿病は以下に早期に発見するかにかかっています。