食事療法

食品交換表

糖尿病になる人は食事の量が多すぎる、つまり食べ過ぎであることが少なくありません。そこで、糖尿病の食事療法では、まず一日に摂取してもよい食事の量を決めます。これを「指示エネルギー」といい、単位はKcalで示されます。


指示エネルギーは、身長や体重、1日のエネルギー消費量、合併症の有無などを考慮して医師から示されます。肥満をしている人の場合、この指示エネルギーを守って食事をしていると、次第に体重が減っていきます。ただ、指示エネルギーを守るのは大切ですがそれだけでは十分ではありません。


糖尿病の食事療法では食事の量だけではなく、その内容や食べ方なども非常に大切なのです。「指示エネルギーを守った上で毎食ごと、栄養のバランスにも気を配るなんてとてもできそうにない」と思う人もいるかもしれません。


そんな人にぜひ活用してもらいたいのが『糖尿病食事療法のための食品交換表』です。『食品交換表』は、糖尿病の食事療法を行いやすくするため、三つの約束事を設けています。一つめは、『食品交換表』では、主として含まれている栄養素によって、食品を6つの表に分類しています。自分が好んで食べる食品がどの表に分類されているか覚えておきましょう。


二つ目は『食品交換表』では、80Kcalを1単位としています。80Kcal、卵1個、白身魚1切れ、6枚切りの食パン半分、小さい茶碗軽く半杯のご飯など、日本人がよく食べる量か、その半分となっています。三つ目は同じ表の同じ単位の食品であれば、含まれている栄養素がほぼ同じになるため、交換して食べることができます。以上の約束事に従えば、簡単に糖尿病の食事療法を実行することができるようになります。