食事療法

健康的な飲酒

できれば禁酒したいものですが、禁酒がストレスになって食事療法に失敗する、という事態は避けなければなりません。お酒が好きな人にとって禁酒はつらいものです。糖尿病の人でも、血糖値のコントロールが良好であること、合併症がないこと、肥満していないこと、薬物療法を行っていないことなどいくつかの条件を満たしていれば飲酒が許可されます。


その場合、医師に相談してみるのもよいでしょう。ただし、飲酒が許可された場合でも毎日飲めるわけではありません。特別な日に飲むようにし、一度に飲む量は、ビールは400ml、日本酒は140ml、焼酎は80~100ml、ウィスキーは60mlという上限を守りましょう。


次に、おつまみの選び方も重要なポイントです。おつまみに揚げ物などエネルギーの高いものを選んでしまえば、せっかくの食事療法が台無しです。野菜スティックや冷奴、さしみ、枝豆、海藻サラダなど、低エネルギーでヘルシーなものを選びましょう。また、家で飲むときは、おつまみを手作りするのもよいでしょう。


お酒はエネルギーは高いものの、体に必要な栄養素はほとんど含まれていません。お酒の代わりにご飯を減らせば、必要な栄養素を摂取することができません。また。ご飯などの炭水化物に限らず、お酒は他のどんな食品とも交換することができません。


糖尿病の人の飲酒が問題になるのは、アルコールそのものに、血糖値を乱しやすい作用があるためです。お酒を飲む場合のエネルギー調整は自分勝手に判断せず、必ず医師に相談するようにしましょう。