診断と治療

その他の検査

糖尿病の診断を確定したり、進行具合を知るには、血糖値検査だけではわからないことがあるため、さまざまな検査地と照合して判断されます。空腹時血糖値やブドウ糖試験でわかる数値は、その場1回限りのものであり、過去の血糖値の状態を知ることはできません。


そこで必要となるのが、グリコヘモグロビンA1c(HbA1c)やグリコアルブミン、血漿1.5AGなどです。グリコヘモグロビンA1cは過去1~2カ月間、グリコアルブミンは1~2週間前の血糖値の状態を知る手がかりとなります。血漿1.5AGは、尿中の糖の量や食後の血糖値の上昇具合を知ることができます。


グリコヘモグロビンA1c検査は血糖値コントロールにかかわる検査の中で1番長い期間の状態をあらわす検査です。糖尿病は高血糖の状態が長くつづくことでさまざまな合併症が怖い病気ですから、長い期間のコントロール状態を把握することは治療上とても大きな意味を持つと言えます。グリコアルブミン検査はたんぱく質の主要成分であるアルブミンが、血液中にてどれほどの割合でブドウ糖と結合しているのかを調べる検査です。


基準となる数値は11~16%ですのでこれより高ければ高血糖が続いている状態ということです。グリコアルブミンの値はたんぱく質の寿命と深く関係していて概ね1~2週間のコントロールを表す指標です。グリコヘモグロビンA1c検査では捉えることのできない、比較的短期間の血糖の変化を捉えることができます。


血漿1.5AG検査は健康な人ではほぼ一定値を示し、尿の排出によって減少するため血糖値コントロールの中では唯一つ、その数値が高い方がよいとされる検査です。血糖値コントロールに対して、グリコアルブミンよりさらに敏感に反応しますが、血糖値のように日々の食事や運動には左右されない過去数日間の指標となります。ですので短期間の血糖値コントロールの悪化もにも敏感に反応します。