診断と治療

治療法

病気の治療というと薬を思い浮かべるかもしれませんが、糖尿病治療の中心は食事療法と運動療法です。薬は食事療法と運動療法だけでは血糖コントロールができないときに使われる、補助的な治療法です。


食事療法と運動療法は一時的に行えばよいというものではありません。毎日の習慣にして、一生続けていかなければならないものです。といっても特別なことをするわけではありません。一言でいえば、「健康的な生活を送ること」。これが糖尿病の予防と改善にもっとも大切なものです。食事療法・運動療法で生活を改善していくために、まずは自分の生活習慣を見直す必要があります。


糖尿病を招いたということは、栄養バランスが偏っていたり、食事の時間が不規則だったりと、食生活に問題があった可能性が大きいといえます。糖尿病の食事療法は、摂取エネルギーの制限や減量のためだけではなく、栄養バランスのとれた、健康的な食生活を実践するためのものです。


特に昨今の欧米化した食生活こそが、日本人の糖尿病を急増させている最大の要因ですので和食を中心にしたバランスのよい食生活が糖尿病改善の第一歩といえます。肥満の方はもちろん肥満でない人も、これまでの自分の食生活を見直し、食事療法を行っていく必要があります。


次に運動を行うと血液循環がよくなり、血液中のブドウ糖を有効に活用することができます。糖尿病の予防と改善には運動療法は欠かせません。運動のために時間を割くのが難しい時は日常の身近なものを利用します。移動時の階段の昇り降り、一駅歩くなど、できることから始めましょう。