予防と改善

代謝

糖尿病とは、糖の代謝がうまくいかないために血糖値を下げることができず、高血糖の状態が続いてしまう病気です。糖の代謝は脂肪やタンパク質など、他の代謝は脂肪やタンパク質など、他の代謝とも関連しているため、代謝のシステム全般を見直さなければなりません。


代謝はさまざまな要素が絡み合っておこりますが、その段階は大きく「摂取」「分解・合成」「消費」「排泄」の4段階に分けられます。「摂取」とは、食事などで食物をとること、「分解・合成」では、摂取した食物を体が利用できる形の栄養素とし、「消費」においては、「分解・合成」された栄養素を、生きていくために細胞・臓器で利用します。その上で、不要なもの及び代謝の最終物質を体外に出すのが「排泄」です。


代謝のシステムを正すために必要なのは、健康的な食事と適度な運動、十分な睡眠時間など、どれも基本的なことばかりです。しかし基本的なことはおろそかにされやすく、糖尿病を発症する人のなかには、これらの大切さに気づいていない人が少なくありません。


ここで間違えやすいのがダイエットです。病院の先生から肥満等の症状により「ダイエットが必要です」と言われることがありますが、ひとつの食品しか食べない「単品ダイエット」や食事を抜く「断食ダイエット」などは代謝の改善には逆効果となります。本来のダイエットは一時的に体重を落とすことではありません。


食生活を始めとする生活習慣を改善することで健康的な体重を維持する事です。一時的に体重が減っても体重はすぐに元に戻りますが代謝のシステムは容易に正常な状態には戻りません。肥満も糖尿病も、原因は代謝システムがうまく働かなくなったことですから過度なダイエットは改めて代謝をゆっくり確実に正すことが大切です。